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「昔々、アナトリアで」を観た
アナトリアってどこやねん。Amazonプライムで視聴。
カテゴリはサスペンスらしい。なるほど確かに、「メタノール」とか「湿地」みたいなえづらです。ド田舎でおっさんのポリスメンズの捜査風景から。一体何がどうなってこんな事になっているのか説明もないけど、見てれば簡単に察しがつく。埋めた場所はどこだ!ってね。察しがつくからこそ、そこからの展開の意味が分からない。ふーむ、と思いながらぼんやりと、ぼんやりと眺めていく。こういうの心地よくなったらおっさんだわ。おっさんだけど。
ふーむ?の疑問が、最後まで見ると察しがつくというお話のようです。自分も察しはついたけど、で?なんで?ってなった。ネタバレ的なレビューを見て納得できたから、いつものように何かを見逃していた。登場人物がやっていることはハッキリしているので、お話の筋についていくのが大変ってことはない。
こういう事書いても良い季節になった。秋の夜長にまったりどうでしょう。
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かわきもの試したら非常食のアルファ米すごかった
海苔を常備しない。
白飯を毎日炊かないということもあって、そんなに使わんということであります。ところが、買ったら買ったで無駄に使ってすぐなくなる。海苔には代用品がないからね、そこに海苔を足したくなったら海苔以外にない。ご飯、蕎麦なんてものはもちろんだけど、パスタに冷ややっこ。なんなら海苔自体に適当な調味料とかつけて、そのままパリパリ。ふと考えてみれば、ここのところ、かつおぶしにいりこぶしと乾物に縁がある気がしたもので、調子に乗って使ったことない乾物にトライする。すなわち、高野豆腐、きくらげ、水入れて60分待てば食べれる非常用の特殊ごはん。
高野豆腐は簡単だ、てきとうな煮物に放り込めば良いんだろう?という認識だけど、意外とメモパッドぐらいのサイズがあった。なるほど、俺が食ったことあるものはカットされていたのか。面白そうなのでメモパッドを放り込む。こんにゃくを濃い目の出汁でグラグラとしばきたおしているところに、ポイっと四枚。もちろん、予め水と出汁は多めに入れてある。すぐにメモパッドが出汁をすって煮汁が一気に減った。さて、ここからどのぐらい火を通せばよいのだろう、と疑問に思う。一気に減った出汁だが、見た感じではそのままをキープしている。メモパッドに十分にしみ込んだということだ。良くわからないけど、五分ぐらいとろ火でコトコト言わせて終了。器にとって、冷蔵庫に入れるべく、小一時間ぐらい冷ましたものをがぶりとつまみ食いしたら死ぬほど美味かったんで享年。
きくらげは中華。卵と豚肉の炒め物しか記憶にない。ではそれを作ればいいわけで。きくらげ一袋を水で戻す。ググると、いしづきを取るって書いてあるけど何処だよ?手探りで硬そうな部分を見つけ、包丁で切り落とす。包丁の切れ味が悪くて難儀する。戻したきくらげの水気を取るってんだけど、どのぐらい取ればいいんだ。キッチンペーパーでしっかりと取ることにする。豚肉適当にじゅわ~~~と炒め、きくらげ追加。どのぐらい火を通せばよいのかわからない。豚肉にしっかり火が通ったところで溶き卵。最近学んだのですが、鉄のフライパンだと油が足りずくっつくいてボロボロになりますね。先に作って皿に取っておくって、こういう理由が?んま、面倒くさいのでやらんのですが。こびりついた卵もぼそぼそになったあたりで、味付けに創味シャンタンいれて刻み葱放り込んで完成と。卵は無いほうがマシという仕上がりだけども、味は文句なし。しかしプリプリ感に欠ける。油が足りなかったか、火を通しすぎたか、戻すのが短すぎたか水気取りすぎたか。
本命。
非常食カテゴリになるんだろう、お湯で15分、水でも60分で米飯が食べられるというアルファ米商品。この尾西食品っていっぱいこういうの出してるっぽいので、安牌だろうとぽちって試す。もちろん、水で試すに決まってる。実際、沸騰レベルの熱々のお湯を、この不安定なパッケージに入れるのこわくないか。パッケージの説明に従って、袋を自立する感じに整える。そこに水道水を目盛まで入れる。お米って普通に炊いても水加減で台無しになるものだから、ここは慎重にきっちりと目盛に合わせた。放置時間の60分もきっちり測った。んで、おそるおそる覗き込むと、ものすごく美味そうになっている。米粒の形がしっかりしていて、艶がある。
食べたら享年でした。これすごいな??
冷めたお茶漬けみたいなものを想定していたんだけど、これはちゃんとご飯。普通に炊いたものを、器に盛って冷ましたようなイメージ。米粒の食感がある。ファミマのお弁当より米が美味いんじゃないの?ちゃんとおにぎりになるのは、パッケージのサイズが計算されているんだろう。米自身が膨らむ圧でおにぎりの形になるような工夫がされているとみました。今回は「五目おこわ」味を試したんだけど、味にも文句がない。まいった。
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雑記
どえらい台風がやってきて、幸いにも歴史的な被害とまでは言えない規模のままに去っていった。じっさい、事前の予報程の威力ではなかったことに加えて、あれだけ事前に勧告をしていればそれなりに対策はされるもの…だと良いんだけどね。30分後に東京に来ます!とか突然言われたらどうなることやら。データ上は観測史上最大の風速を記録したということだし、油断ならんもんですな。その夜は、鹿児島の海辺にあるホテルのライブカメラなど見ていたが、何せ映っているのは夜の海であるからして、何かがすっ飛んでいくようなこともない。やがて映像は途切れてしまい、これはヤバいのかなあと思っていたが、翌日にはしれっとライブカメラが復活していた。停電の影響でもあったんだろう。
防災の日ということもあって、非常のリュックをごそごそしたりした。消費期限の切れた缶詰を恐る恐る食べてみたり、家にある備蓄で消費期限が一番遠いものと入れ替えたりした。電池の充電や入れ替えなど。何年以内に関東大震災クラスの地震が起こる確率が~~なんて言われているが、地球の仕組みが変わってないんだから、そらいつか100%起こるんじゃないの?これが「5年で90%発生」とかだったら、首都を移転しましょうとか始まるかもしれないし、都内に家を買う人はいなくなる。土地はわかんないけど。買い時かもね。でも、果たして、その情報が公開されますかね。
なにしろ、もうちょっと防災に個人的予算を割くべきだと思ったが、それなりのものは、当然それなりのお値段。ガチの災害時に使える携帯浄水器は4万円ほどするようだ。TEDでセッションするぐらいだからガチもガチの商品だと思ってチェックしたのだけどな。数千円もしないような価格のものは、魚が泳ぐ川とか雨水なら大丈夫です、という程度のもの。数万円で命が助かるなら安い買い物だよ、と言われればその意見自体に納得はする。するものの、二の足を踏んでしまうあたりの判断力の覚束なさは、非常時にまったく頼りない。およよ。俺さっき100%起こるとか言ってなかったか?
コロナ騒ぎでリモートワークが盛んになった印象があるが、リモートワークなんてものはほとんどの企業で10年前にでも実施できたこと。そのコストをかける理由がある企業は、そう多くなかったかもしれない。あるいは従業員から要求がなかったかな。地震が来た後に「本当は10年前に東京から出れたのに」という後悔が無ければいいと思う。いいと思うなんて書きながら、考えてみれば実際は、後悔をするか死ぬかの選択しかない暮らしをしている。困ったときの選択肢の少なさは、アリとキリギリスの例えの通り、自分が悪いんですが。
おさかなグリルに皿を入れたまま十分ほど空焚きしてしまう。鶏肉を炒めようとして水分が多すぎた結果、弾いた油で火柱がたち、火事になりかけた。あわわわわって言ってるうちに火は消えたからよかったのだけど、振り返ればそこに消火スプレーが置いてあるのに、驚いてしまって気が回らなかった。火柱は間接的な原因として、鉄のフライパンを使い始めたこともある。毎回カンカンに熱して使うのがセオリーのようだし、使う油もテフロンに比べて多くなる。そこに、まな板の上から雑に鶏肉を放り込んだ。手入れも面倒だし、使うのやめようかな。自分に向いてない。少なくとも学びがあったということで次に生かしたい。…「放り込んだ」が一番ダメだったんじゃねえのか。
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「裏切りのサーカス」を観た
で…?って。
まいどAmazonプライムさんで視聴。やっぱり登場人物の名前と顔がうろ覚えのまま観ている自分には、こういう推理物はいまいち楽しめていない感じがある。伏線狂信者の人たちがあれこれ言うような作品なのかどうかも…わからなかった。最後撃たれたのなんでだよ、なんであいつが撃つんだよ、なんで泣いてるんだ。そもそもあいつ、最初に疑惑の対象になったリストにいたっけ?最後あの一人に絞ったのなんでだっけ。
そんなわけで、まったく腑に落ちないままに終了。最後まで見るほどには、映画自体は良かったです。嫌なところがないというか…落ち着いた感じでずっと続いてて。わかりやすくもないので、「どういうことなんだろうな」と思いながら見続けて、そのまま終わってしまった。
書くことがないのでネタバレが書いてあるサイトでも探してみたけど、あまり拾える情報もなかったので〆。どうしても、犯人を一人に絞った筋書きが腑に落ちなくてね。その本人だけが偽の情報に釣られてあの場所に登場するから?そのアイデア自体は納得が行くけど、こいつ本当に作中に出てきたっけ?あーもうおじさまが多すぎんだわー。
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「ご飯は私を裏切らない」を読んだ
ネットでレビューを見かけたので拝読しましたが、これはなかなか良い。自分も20代半ばはまだバイトで暮らして、先のない人生に投げやりでした。路上で昼飯を食う、なんてのもやったなあ…。先のなさを先延ばしにしていまのういいっじょじょじょじょじょはわわわしい;う。20年経つ。
作者をキャラクターに投影させて、好き勝手なことを代弁させるパターン、漫画の面白みの一つだとも思います。自伝?ドキュメンタリ?エッセイ?ルポタージュ?絵日記?吉田戦車だって子育てを漫画にするし、なんなら西原理恵子は子育てが代表作になった。絵日記か。漫画には魔法があり、人生って人生なので、どこを切り取っても絵になる。作者の日々派遣バイトで勤労してい(る|た)というのは事実だろうなぁ。切り取り方がFPSだ。
ではご飯は裏切らないというのは事実だろうか。これは事実だ。安売りしているくそまずい刺身とか具材が何もないレトルトのハヤシライスに裏切られたことはある。でもご飯には裏切られなかった。賞味期限切れたお肉とかヨーグルトで後悔したこともある。でもご飯には裏切られなかった。「ご飯」と言いくるめることで、食う金がある時間がある家がある許されている。実感。獲物を得ねば飢えて死ぬような時代から、ご飯システムに収まる心地よさを求めているんじゃないかな。「空気は私を裏切らない」だったらどうした大丈夫かってなるよね。ご飯じゃなきゃダメなんだ。ご飯から連想されるもの、記憶に残っているそのすべてじゃないと。少々つらい思いも含めたとしても、ご飯じゃなくてはダメなのです。
自分はご飯とあまりに仲睦まじい感じになりすぎてこんな体型になった。それはそれ、手前の不始末で話を収めて、今後もご飯と寄り添っていければ、人生もギリギリ大丈夫だと思えるんでないかな。