• ふでのゆくまま

    さむし

    休日出勤の追加オーダーなど喰らって参った。この寒さ、風邪気味。悪化しないように気を配るも、毎年のことで我ながらなんとかならんもんかねと。年取ったからいろいろ無理がきかなくなってきてため息も出ますわなあ。

    内定式と思しき人々の群れ、群れ、群れ。それでも就職できるのが六割ほどだそうな。アメリカでは銀行がぼこぼこつぶれていってるし、韓国とギリシャは破綻しそうだ。通貨というのは国家の信頼そのもの。世界を牛耳るとされるユダヤ人脈に通貨が(国家もないと言ってよいのかは知らんが)日本円がプカプカと浮かんでいる。高みの見物となればいいが、実際は土左衛門に近いんだろう。

    プルトニウムが降ろうと国家が破綻しようと生きていくしかない、そんな悲しい覚悟で十年先を考えて生きれるか?すぽーーーんと日本を捨ててとある海外で暮らし始め、「しんどいが日本人だというだけで親切にされるし、苦労の先にはっきりと今よりよくなる、という希望がある」とか言ってみたいかもな。

    象徴がない。日々を生きる象徴がない。心に刻んで歩む糧。

  • ふでのゆくまま,  むじか

    さも当たり前のことを禁止しておいて、まるで自らの度量が故になし得たかのやうにいけしゃうしゃうと解放をうたいやがってクールビズ。またネクタイを付けろとのお達しに締め方忘れていないかと試したらあっさり完遂。ビバ。

    同僚が子供の運動会デビューだという!!おお、家庭を持つというのはこういうイベントに参加することもあるんだなー。・・・えっ。子供まだ3歳にもなってねえだろ。なんだろ5mハイハイとかするのかな。まあ親御さんのビデオ撮影会みたいなもんだろ。

    ケチャップ買うかと思いついて、帰りの電車の中でamazonでお得な業務用パックを買い、降りて五分後にはスーパーでカゴにケチャップを放り込んで一人で「あっ」てつぶやいてしまった。まあ買って無駄になるもんでもないけど。

    VAST “Music for People” をお買い上げった。デビュー以来マンネリとも言えるし、デビュー時にビジョンが仕上がっていたとも言えるんじゃないか。ま、VASTはわりと心地よくて好きだ。

  • ふでのゆくまま

    台風それはめんどい

    地震雷火事親父セシウム津波人身事故。不条理というには何かこう人類の叡智的ソリューションが欲しい災害の日々如何お過ごしですかFUCK!!命の危険までは感じないのが幸いなのだが、それに感謝するには日々はあまりに霞んでいまっさ。

    世の中にはこんな分かり易い台風で出勤せざるを得ないという状況に疑問を呈する声もあるけど、あれだけの地震を目の当たりにしても東京に住みつづける我らが台風で惑うなんてわけねーだろ。ふほほ、しかして帰るタイミングを間違えた咎は俺にあり、四谷駅で停車、乗り換え電車も停車、しょうがないから三時間近く電車にいた。毎度ながら、スマートフォン便利や。運行状況を確認しつつ、(確認したところで全部の路線が止まってますね、ってだけなんだけど)買い物などしていた。あと詰め将棋と、英語のブログとか読んだりしていた。聞いた話だと丸ノ内線乗り換えはあふれる人で混乱していたようだ(丸の内線は四谷駅では地上にホームがあり、ホームの半分ぐらい屋根が無かった気がする)

    「すぐに帰らなかった」という判断が正解などと誇らしげなのも良いけど、明らかに「家からでない」が正解だろうにー、って、このへんの実感は住まいの状況により個人差あるかあ。家が流されても個人の家具しかなくなりませんって人は多いからね。帰宅時の混乱を防ぐために条例をという情報を小耳に挟んだ。「帰るな」というものらしい。被災してなお奴隷となりぬ、嗚呼希望の無い世界を台風が見つめておる。災禍は右に渦を巻く。

  • ふでのゆくまま

    E 木のうつわ

    こんにちは。プロレタリア派です。都内に大学生として出てきた頃から生活のレベルが向上しておりません。いや嘘だ。してるけど、世間一般的なレベルにはほど遠く、例えば食器は全部100円ショップで買ったものを使っている。こいつら割れなくて良い!!などとうはうはしていたんだけど、しばらく前に「犬の食器じゃないんだからさ・・・」みたいなことを言われてしょんぼりした。解凍したZIPロックからそのまま食うみたいな話で畳み掛けてみるかと思ったけどなんかやめた。自分は自信満々で選択しているのにあっさりと否定されると気に障るよね。明らかな利点があるだろがよおらおら。割れねーんだよ!!

    といういさかいを通り越して、食器を買った。木製のサラダボールと、大きめの茶碗。後者は半年もしないうちに落として割ると思う。けっ。あの地震を経ても俺の主張が受け入れられないとは!!

    ちなみに、全部木製食器にしようとして高すぎて断念したのは内緒というか自明の理であった。ぎゃふん。

  • ふでのゆくまま

    キウイが色づく宵に

    五年か六年か。しかし実際は四年ぐらいだったっぽい。久方ぶりに会ったところ、相変わらずちびっこだなと思ったんだがいきなり日本酒をオーダーしてんだがだいじょぶかおい。お互いに歳を食うことへの悲哀と憤怒、仕事忙しいときの怨嗟と惨憺とかそんな話をした。社会人になると金の話、特に浪費とか損失で盛り上がる、みたいなことは体感していたけど、まあホントだなw会うのも久しぶりだったし、おれはなんか余計な事まで口走ってなかったかとも思う。なんならもっとひそひそ話でもすりゃ良かったな。

    つきのころはさらなり。到着までのあいだ、ぼんやりとへたり込んでいたんだけど、みんなやたらと携帯を空にかざす。昔、月光に歩む一人の夢を見た。山あいの獣道をしずしずと歩いていき、やがて少しずつ泥に埋もれて消えた。都心どまんなか。月の下では電車も厳かに進み、影に座ってた俺のケツは痛んだ。キウイは品切れになり、巨峰と名を変えて紫色になり、総武線もオレンジになった。

    良い夜であつたとなむ。

    そーじしろ。