ふでのゆくまま

桜するー

毎年ながら、一番いい季節がやってきた。今年は花見の機会に恵まれず、本日、良く晴れた休日、既に桜は散った後といった塩梅。そしたら酒でもぶら下げて公園に行くか、と思ったが、途中で買い物してたら両手いっぱいになってしまったのでキャンセル。洗濯物も溜まっていたりする。マジで寂しい暮らしだなおい。ご近所の通りも入園式と思しき親子連れでにぎわっていてうーんおかしい、そういうのとっくの昔に経験する筈の人生だったのになあなんて毎年思う。毎年て。解決しろや。

春先の定番に風邪をひくというのも毎年のこと。季節の変わり目はなんたらかんたら。毎年て。解決、は休むことなんだけどもどうにも今年はお休みにできなくて、だからといって当然ながら全く捗らず、無駄な感じの一日に。翌朝には熱が下がったけど、膝に力が入らない。この辺の感じも年取ると変わってくるのかね。

近所のコンビニで店員が子供を抱えた親に声をかける。「あら?足どうしたのお?」「折っちゃったんですよ」親の声に振り向くと、足にギプスを嵌めて抱えられている。「高いところから飛び降りちゃって」「あらー頑張ったのねえ」頑張ったってなんだよ、ああ治療を?棚からトマトジュースを手に抱えて、子供の顔を見ると、目が合った。親に抱えられた幼子の、視線の合わせ方はなんか独特な雰囲気を感じるのだが、これは抱えられているからこちらから見下ろす感じにならないから、だろうか。

桜だってブルーシートから見上げるような角度でなければまた、印象も違うやもしれない。ああそうだ、枝を折ってお家に飾ろう。イエノミで花見とはまた合理のつきつめ、次には桜の下で暮らす方法を考える。

春はあけぼの。住所不定。前科一犯(桜の枝折った)

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