“まあだだよ”を観た
なんだこれ。
以下ネタバレです。
黒澤明の映画と言えば…。羅生門は見たことがある筈だ。モノクロ映画なんてだけで物珍しく、まあまあ面白かったんじゃないすかーなんてね。こちらの作品は…うーん。どうなんだ。まあ面白くはなかった。先生との交流を描く、ということなんだけど、あんまり交流って感じには思えなかったんだよね。世話焼いた、みたいな。何をそんなに尊敬する先生なのかね、ということは一切映画で出てこないので、何をやっても唐突というか。あれが先生じゃなくて社長でも同じなんでは。なぜこの人たちはこの先生を慕っているのかわからんのだもの。もしかして介護がテーマなんじゃあるまいな。
というツッコミが出るほどに、関わり方自体にはブレがない。
歌を歌いだすというのはとても奇異な行動だ。時代が違うという事で納得するしかないかそこは。でもやはりそこが薄気味悪いんだ。やーホント披露宴も忘年会ももっと静かにできないものかといつも思う。最近ではどうせ”社交的”なイベント扱いなので知らない人もいるから、黙っているなんて気まずくて耐えられない、そりゃそおだ、だから黙ってても気まずくない関わりの人って貴重よ。
…時代が違うんだよ、時代が。先生。