ふでのゆくまま

佐野研二郎氏のオリンピックデザインのアレ

始めにお断りしておくと自分はオリンピックというイベントにそんな大きな期待を寄せていないのです。別に非難もしませんけどそりゃ。

で。ま。

まだ開催まで時間があるうちにカタがついたと思えば良いんじゃないですかね。スポンサー企業にはいい迷惑だろうけど、どうせ商売しようとしてたんだからまあ。デザインと言えど要するにまあデータ。パクるにしてもその元ネタの入手がctrl+cとctrl+vで済んでしまうケースがあるでしょう。この手軽さは罪悪感をマヒさせるんじゃないかね。子供の万引きじゃないんだから罪悪感とかここで持ち出してもなあ。でもゲームでのチートを中学生ぐらいの、賢いつもりのお子様が平気でやるのもこんな感じだろう。

しかしこの人実績のあるデザイナーじゃないか。どんなデザイナーでもなにかしら”拝借”して成果物に組み込むもんだろうけど、こんな露骨にねえ。大きな仕事でねえ。

もっと堂々とCCとかのご自由にお使いください素材を使ってたら世間はどんな反応したのだろうか。今回の件はわかりやすく「コピーライトの部分をカット」という事例があったから悪意モリモリに映ったような気もする。少し前に、漫画の新人賞的なもので、すべてのコマの絵が他作品からのコピー(を加工した物)で構成されたものが受賞してしまったことがある。今回のは程度が一緒の事案だと思っているけどどうだろか。

「メガバカ」でググると事例が見れます。

デザインとか音楽とか、どういじってももう何処かで見聞きした物しか出てこないと思う。意地になって類似したものを避けるとこれは前衛アートにでも辿り着くのだろうか。可聴域を越えた音域、音量での表現、視覚で認識できないブライトネスの差異とかそういうのか?まさに人間などお構いなし、データではきっちり表現できているという次元。なんだかそれもまた、コピペより嘘っぽいと思ってしまうんだよな。

また何か思う事があったら追記でもするかしらん。

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