ふでのゆくまま

こんな足でも歩けない筈はない

3000円ぐらいで買った靴、いわゆるビジネスシューズが一年ほどもった。素晴らしい。幅が広くで窮屈でなく、かといってユルユルでもなく。最初に履いたときはややきつかったんだろうけど、足になじんで随分と具合が良くなった。しかし踵が斜めに削れたり小さな穴を認めたりとそろそろ限界だった。幸い、二足ほどビジネスシューズを用意していたので新調。いや、普段から交互に履いたりするのがセオリーだとは、わかってるけども。買い置きくん一号を履いて、いざ。

泣きそうである。酷く靴擦れをした。駅まで10数分、駅構内にて乗り換え、下車してビルまでとビルの中。の、往復で野菜の皮を剥いたみたいにぺろんと踵の一部が剥けてしまったのであった。この一号くんは、長持ちした具合の良い靴と全く同じ商品を買っておいたのだから、こんなことにはなるまいと思って試しに履くことすらしないでいたのだけども、出勤前に思いついて箱から出してそのまま履いていくというのは、流石に無謀でありました。その出勤がてら、長持ちしたほうの靴を即座に燃えないゴミにして出したのは暴挙であった。明日も一号くんを履くとなると人道上の罪ですらある。イエスに足を洗わせるが如くの恐ろしい、

まあさておき、

こうなれば、もう一足のお取り置き二号を出すしかないのだが、この二号、ちょっとさきっぽがとんがった系の靴で躓かないかと心配になる。履き心地はまだマシだった。残念ながら一号同様、片足だけが妙にゆるく、踵がこすれる感じがある。絆創膏のおかげで昨日の一号ほど痛むほどではないにせよ、この二号もダメだというならば弱ったもんであります。一応段階的な締め付け調整金具がついていたので、今日も踵にダメージが残るほどではなかった。

昔から歩き方に癖があり、片足だけ靴底が斜めに擦り減ったりするのだけど、今回は驚くほど片足だけ緩かった。もう片方が浮腫んでいただそうか。寝不足?たしかに寝不足であったが、過去にいくらでも寝不足で靴を履いたことぐらいあるわい。あるいは左右のサイズが加齢とともに変わってきたか?そんなことあるんかいな。

左右のサイズが違う靴を所望する人はどうするんだろう。左右でサイズの違う商品を売ってもらえるわけがない。余っちゃうもんね。異なるサイズで同じデザインを二足買って、サイズの合わないペアを捨てるのだろうか。そんな勿体ない。そもそも、どうせ多様なサイズで製造したものを同じサイズのペアで売っているだけなのだから、余っちゃう問題さえなければ別サイズで売っても良いはずだ。などと思っていたら、そういう発想の商売はすでにあった。

片足でも左右別サイズでも買える靴 | web R25

ただ、広汎にいろんな靴では無理があんだよなあ。製造元では介護というカテゴリで売っているようだ。靴なんて左右異なるデザインでも良いじゃないか、という発想がもし浸透すれば、左右でサイズが違っていてもわりと安易に手に入るような気がする。靴屋の陳列も「左・25.5」とか左右別になるのだ。デザインだって適当に選べばよい。右がエアジョーダンで左がグラントヒルとか格好いいじゃないか。本来のバスケットシューズの機能性はでないだろうけども。ランダムに組み合わせながらも、ある組み合わせがとてもクールな組み合わせになることだってあろう。

さてどうだろう。この思いつき、生きているうちに実現するだろうか。

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