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ハウス加賀谷・松本キック「統合失調症がやってきた」を読んだ
懐かしい。彼らの名前が全国的に有名になったのは「ボキャブラ天国」というテレビ番組だったかと思う。もう20年前じゃあないか、そら俺も年をとったわいふぇふぇふぇ。その後、自分もテレビを見ることがあまりなくなったので、彼らのことなど全く知らずにいた。耳にしないということは売れずにフェードアウトしたのだろうと。ところが思いも寄らぬ所で「ハウス加賀谷」という名前を目にすることになった、というのがこの書籍である。彼は統合失調症の治療をしていたのだ。当時、素っ頓狂な芸風であったのは記憶に残っている。既に発症していたというなら、あれは芸風+人格だったんだろう…というのは勘ぐりすぎか。
んで。
書籍の内容は、少年~芸能界デビュー~入院~再デビューあたりまでの思い出を綴りながら、症状と治療について綴っていくというもの。わりとのほほんとした感じであり、凄惨な精神医療の実態云々みたいなものとは無縁で、眉をしかめて読むような書籍ではない。また、入院後、治療を受けてデビューへの道のりはポジティブなバイブスであふれている。
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霊が見えるとか主張する人おるよな。全く相手にしない。なぜなら霊は存在しない。そこに理解など微塵もない。議論も検証も要らん。だけどもし、自分が霊に出くわし怖い思いでも良いし心温まる話でも良いけども、実在するとの確証を得てしまえばすぐに掌を翻すことになる。そらそうだ。いたんだもの。
統合失調症のような病状も、まあ誰からも理解はされないだろう。ただ、ま、この書籍のようなものを通じて、実体験が広まれば、そういうこともあるのね、程度の認知は得られよう。皆々様がご存知であるところの「現実世界」に生きることはかくも煩雑で危うい。いつか世界がぶっ壊れたときに、新小岩駅へ突撃する前に歩みを止めるきっかけが要る。あなたの、あなたの愛する人の歩みを一旦止めて体を預けてみたり、また支えてみたりする、そういう方法も効果がありますと。
良き一冊でございました。
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らむしゅ
「らむしゅ」あでgoogle検索に入力すると、候補にラムシュタインが出て来たwww
んではなくて、ラム酒のほう。買ってみたけど大変にお口に合わない感じでどうしたものかと思った。レシピ検索するとケーキばかり。カクテルベースにするのもいいけど、折角なのでフルーツ漬けを作ってみる。作ると言っても、器を熱湯消毒して果物いれてラム酒を注ぐだけ。こんかいは生のりんごと干しぶどうを入れた。一ヶ月ほど放置してさてどうなりますか。
うーん。酒がなくなってしまったぞ。モヒート買ってくるか!
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ダイレクトメールなくとも
出勤しようとしてたら靴に穴開いてた。安物を使い倒す、を実践しきった感に震えていると、使い倒す事ばかりに注力してバックアップがない。穴をごまかして履くには工夫する時間がないだって当然出勤するまさにそのときだって冒頭に書いたでしょう?あばばばばって慌てて探したらやや古びた他の靴が出て来た。実はもう一足出て来たけど、あのつま先がとんがったタイプで、(なんていったら良いのだろう)新品なんだけど履きたくない。となると、こうして埃かぶったまま履いた一足が最後の一足であって、早急に買わねばなりません。
同じものを。
となったら、amazonさんの購入履歴が大変に便利でした。人は気に入ったものをもう一度買う。必要なものは同じなのに、選び直すの面倒くさいもんね。ほおほお。
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第三回 将棋電王戦 開催決定・・・したんだけど。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
2013年もまだ数ヶ月残っているけども、本年度最大の盛り上がりとなった第二回電王戦。結果がプロから見て散々だったために、次はない可能性もあるのかと思っていたんだけど杞憂だった。表面上はずいぶんと早く決まったように見える。
しかし、発表内容を聞くと、「勝たなければいけない」という決意がどこか空々しい。本気なら、本当に本当に本気なら、そんなに人選に迷う必要がない。だってそうでしょう?人類で強い方から何人かと言えば。ほら。ねえ?これで決定でよいんじゃないか?タイトルホルダー出ない、というのはヌルいんじゃないか。つまり本業はプロ同士の対人戦、こいつはアトラクションという立ち位置をはっきりとさせたと。…と、率直な感想はここまで。
ハードの制限・開発シーケンスのを設けたということは、・・・制限しないと勝てないという推測は成り立つ。推測というかいやソレ一点じゃね?という意見もまたあるんじゃないの。「ハードのレギュレーションを決めてやりたい」というのは…これはわかるな。実際そういうのってコンピューターの大会でもあったっけ?
今回、どう見てもプロ棋士側に有利に天秤が傾いた。これが却って首を絞めているんじゃないかと思う。これでもう言い訳はない。勝ちたいというんだったら勝てるチャンスは最後かもしれないよ?(限定イベントだったけど)ネットで対戦できるgoldPonaの無双を見ても、今後いつか人間が勝てる日が来ると思える??
「人間も手を抜くからコンピューターにも制限させてね?」みたいな妥協は、単に見る側からはつまらん!しかしどっちも本気では人間に勝ち目もないのが見えているのでそれもまた。うーーーーん。あっ。人間で勝てないなら神を出せばいいんだ!!羽生先生!!
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んまあ何にせよ、気楽に楽しむだけよ、こちとら。プロがみんな稲庭指したら面白いとすら思っている(いや、放送を見るのは全く面白くなくなってしまうな)それと、橋本八段には是非出場して欲しい。PVに出ていたというのもあるけれど、「あの危機」以降プロとコンピューターが公式に対局することは禁じられたわけでありますしなんかこう、そこいらを絡めたドラマテックなPVが見たいんだよw
以下、リンクなど。
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仁井田双式阿弥陀三尊図来迎磨崖仏へ
故郷にほど近い、仁井田双式阿弥陀三尊図来迎磨崖仏という所に行ってきた。事前情報通りとんでもないところにあったが、別に特殊な装備が要るとかではなく、田んぼの脇の雑木林にあった。地図はこんな感じ。緑の矢印のところです。
ざっくりと文章で説明すると、車なら国道四号線から不時沼交差点を西へ。県道289号線をそのまま西へ1kmとちょっと。電車+徒歩でもJR東北本線鏡石駅から不時沼交差点まで1kmあるかないか、道は上記の地図通り単純なので苦労しない。現地のそばに須賀川市と鏡石町の境界があるようで、住所がどうなるかはよくわからない。
道を行くと川を渡る橋の手前、右手にこんな道がある。先は田んぼである。
マジすか!?というようなところを歩いていく必要がある。道からも見える程度、50mぐらいの距離なのでそんな苦労ではないものの、田舎育ちでなければ通ったことないようなあぜ道。車椅子では無理ですが、何人か椅子ごと運ぶ同行者がいれば、距離は短いのでどうにかこうにか。
全国唯一の双式の阿弥陀如来像ということらしく、貴重なものらしいのだが、簡単な庇のしたにあり、薄暗い現地ではすぐ下まで坂を登って顔を近づけないとなんのことやらわからない。実際にそうして顔を近づけてみたのだが・・・うーん。確かに岩肌に掘り出されているのがわかる。変にライトアップされた観光施設なんかよりも趣深いことは間違いない。周囲の様子も、数百年変化がないのではと思わせる。
周囲の石碑は311の震災ですっ転がってしまったようで、折れているのもある。きっと近所の住民が向きだけは合わせて立てかけたのだろうが、半端である。重機も入れそうにないこんな場所では、元通りに復帰するのはいつの日になるのだろうか。
うっかり転倒するとほぼ間違いなく石碑に頭を打ち付けることになるので、油断すると大変に危険と言っておきます。車通りの多い道路は近いものの、先の画像の通りに道路から史跡近辺が見えることはないし、地元の人が通ることもないです。そもそも道がないわい。大雨、地震の後などは本当に危ないと思う。
完全にただの雑木林であり、腰を下ろすところすらない。虫もいっぱいです。行かれる方はお気をつけて。



