• ふでのゆくまま

    沖縄の人たちと仕事で連絡を取り合うことが増えた。一度だけ行ったことがあるが、まあ、雰囲気が東京とは違いますよね。台風の規模も。台風が来る度に「大丈夫かいな」とみんなで心配するのだが、まあ現地人は慣れたものなんだろうか、「ひどい雨ですねー」ぐらいのリアクション。風速50mとか壊滅しちゃうんじゃないの、って思ったんだが。流石に外出とかはありえないらしい。まあそうだろう。

    東京でもざんぶざんぶと雨が降りまして、翌朝はビニール傘が散乱。いつもの景色。緑の葉っぱが道端に積もるのを、小学生が蹴散らしていく。平和ですねー。

    という晴れ間にお洗濯、干そうと思いまして洗濯そうから引き摺り出すと、シャツが紙屑まみれであちゃー・・・??ポケットのある服はこれしか洗ってないし、しかし胸ポケットに普段なにも入れない。何か入れていたっけ。大事なものだったら困るが特になにも紛失してはいなかった。謎である。

    部屋を整頓すると、ストックとスペースというのはあちらを立てればこちらが立たず、なんだなあと思う。商店などはもっとシビアな話なんだろうねー。ふえふえ。

  • F.U.C.K.,  ふでのゆくまま

    電気はたいせつに

    電気代の請求がずいぶんと安くなっていた。冬に8000円近い一人ぐらし男性としてはありえない消費っぷりに寒がりの俺が悪いんじゃない築●●年のこの部屋が悪いのだそうじゃそうじゃと呪っていたころから比べますともはや偉業とも呼べる3200円という請求額、それでも高いと呼ぶなかれ俺は希望の灯火にPCのつけっぱを選んだのである誰が聖火を罵ろうか、燃えろ燃えろ、象徴としての炎、猿より一歩前で見つめる力が我々には

    ってガス代の請求だった。全然安くない。死ぬ。

    電気代値上げしますというチラシも入っていた。死ね。

    市民税の通知で冷静になる。死にたくない。

  • ふでのゆくまま

    雨と無知

    タイトルに特に意味はありません。

    毎年この季節はお洗濯が大変で、室内に干せる環境のないわてくしとしてましてはまあゲンナリすること頻り。まだ梅雨の入りですのでずいぶんと涼しいものですが、これからむんむんと蒸していき、ストレスMAX汝の隣人を殺めよとなったところで一面の青空、ああもうどうにでもなあれというわけです。もちろん、暑いのは寒いのよりもしんどいですし、冷房が効きすぎた場所も苦手になりました。だけんども、いやああついねハハハハ、と快活に笑ってみたくもなる、そんなお天気があと一月後にはやってくる!

    最近では暑さよりもゲリラ豪雨のほうが、なに、風物詩?みたいになっている東京ではありますね。東京は洪水に弱いらしいですし、こちらはハハハハなどと笑ってはおられません。また、どんな天候であれ屋内型労働者の自分にはさほど問題ないのですが、農家や観光商売などはまさに天の気持ちに一喜一憂でありましょう。

    十年ほど前でありましょうか。駅前にホームレスが常駐しておりました。この街に15年以上住んでおりますが、常駐したホームレスなど(選挙中など特定の期間を除いては)あのおっさんだけであります。ウッドストックにいるようなおっさんでありました。こ汚い白髪まじりのロンゲ、サングラス、ラスタカラーのバンダナ。そのおっさんが雨がふっては傘をどこからか持ってきて、売りさばいておりました。ぱつんぱつんと手を鳴らし、ずいぶんと慣れた感じで威勢良く、「ひゃっくえん」と叫ぶのでありました。「かさっ。ひゃっくえん!!ひゃくえーん!!」こいつはそのうち「ちゃわうぉっしゃー」とか叫ぶのではあるまいか、そんな風に思ったりもしました。まあ殆ど売れているのを見かけませんでした。当たり前です。すぐそばにコンビニがあり、500円ほどで新品が買えました。傘を欲するからには濡れずに歩いて帰りたいのです。質の怪しい傘など、たとえ使い捨てを前提にしてもそんなには売れません。工事により居所を追いやられ、おっさんはもう見かけなくなりました。

    傘は百円で買える時代になってしまいました。雨は降り、我々は濡れる、何も変わってはおりません。梅雨が開け、空を見上げて苦笑する。その感情がこの先も変わらずに我々に訪れて欲しい。麦茶が美味い。トマトを冷やせ。