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手作りの家
「東京のサグラダ・ファミリア」とか呼ばわるお宅と聞いて頭に思い浮かぶ人もあるかもしれない。大昔にタモリ俱楽部なんかでも取り上げられた。個人で住居を建築している人物がいらっしゃる。散歩日和の休みの日、ちょっと見に行ってみるかと足を運ぶ。
現地へ近づくと道沿いは白い塀で覆われている。あの、ビルの建築現場に良くある、ペラペラの囲い。塀というかフェンスかな。過去に一度通りかかったことがあるものの、詳しい場所を覚えていなかった。されはもう取り壊されてしまったのかーっと焦ったが、そのフェンスに沿って歩くと、あった。あったんだけど、あっていいのかこれ??フェンスの内側だ。
その日は天気も良かったという事で、近場の公園のベンチで平和を満喫し、買い物などして帰宅。ネットで情報をあたる。
https://www.cinra.net/article/202412-arimasutonbill_imgwyk
ま、その。タモリ倶楽部に出演するぐらいなんだから、なんだか変な人なんだろうぐらいに思っていた。実際の施工主に関する情報を拝見するのは初めてだったが、建築に関しては素人ではないらしい。ただやっぱり、アートに造詣が深い人らしい。建物の外観は如何にもそういう趣で、名前も蟻鱒鳶ルですってよ奥さん。
この後、曳家して大体完成という流れだそうだけど、自分が今回目撃したのはその作業が終わった後ということのようだ。タモリ俱楽部にも曳家の回なかったっけ?ほんとタモリ倶楽部って目の付け所にハズレないよなあ。
気になる事には、建築物として認められるには法律の要件を満たす必要があると思われるけど、その辺が大丈夫なんだろうか…というあたりも、下記のサイトで20年も前から話題になっていた。今の法規でも大丈夫なのかが肝要だと思うのだがどうだろう。何十年もかけるとその辺の事情も変わってしまうと思う。
https://www.1101.com/selfbuild/2006-09-06.html
さらには着工当初からの流れまで事細かに書いてあるので興味を持たれた方はご一読。当初は3年ぐらいで出来る予定だったそうな。
https://www.1101.com/selfbuild/index.html
自分も過去にこの場所を通りかかった時、全然できそうにないなあ、なんて思いながら通り過ぎた。2017年ぐらいだった筈。いよいよ本当に建物はできたと言える状態みたいだ。あとは人が住むという所をどうするんだろうか。
という…この一年ぐらい界隈は盛り上がっていたようだけど、私は全く気が付かず。界隈ではないのでそれはそれで良いんだけど、インターネットで野次馬ぐらい上手にやろうぜと思った次第。
