どくしょかんそうぶん

「ドン・キホーテ」を読んだ

まんがで読破シリーズがもうちょっとだけ続くんじゃ。

原書は未読、しかしなんとなくあらすじは知っているという状態で拝読。調べてみてビックリしてしまったんだけど、原書はなんでも世界最高の文学作品の一つだとか、世界で最も売れた書籍だとか言われているらしい。マ?しかしながら、以下はあくまでもこのまんが版を読んだうえでの感想文。

まず、少年ジャンプとかにそのまま載ってそうな冒険漫画でした。しかしながら主人公は地主の老人で、身分のある人が暇を持て余し、メンタルブチ切れで旅に出るって話。その旅路は割と狭い範囲だったんだろうか、奇行の噂話は彼を心配して旅立つ前に引き止めた人々に知れ渡っていく。そうして一同は彼を連れ戻すべく画策するんだけども…。原作読んでないので分からないですけど、まんが版ではこの騒動のあたりがだいぶ端折られているような印象を受けました。

作中にも出てくる「このバカ騒ぎを真似た第二第三のドン・キホーテが出てくる前に止めねば」という意見はなんとも心当たりのある話じゃないかしら。現代では、ある種の人を「ドン・キホーテ」と例えて言うのが広まっている印象がある。どんな種類の人かっていうとそこが、ま、難しい気がするんですけど。姿かたち立ち振る舞いだけ真似して自らもカリスマならんという人とかあ?もう少し本作の内容をかみ砕けば、誇張であるとか不能であるという認識が本当はあるのにカリスマ仕草に溺れてしまって客観的には無鉄砲とかtrollかって人。埋蔵金とかUFOとかの界隈が近しいか。どっちも本当にあったというどんでん返しの可能性がゼロではないあたりも含めて、当人がシリアスなればなお一層滑稽に見えてしまう。電波系とか迷惑系とか。

ところがドン・キホーテ”本人”はそんな電波系とか迷惑系とは違っていたことが最後に明かされるわけでして…。

本作を読んでいるうち、風船おじさんの騒動を思い出した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%98%89%E5%92%8C

世の道理に耳を貸さない無茶が、世に風穴を開けるみたいな発想、あまり好かない。そりゃあ無理難題に挑むのが人生ってものかもしれないが、まずはあくまでも冷静に、計算高くやることをヨシとしなければ。常識人の振る舞いじゃないと。少なくともドン・キホーテには騎士としての誇りと良識があったのだろう。ところがそれ自体が世の中とずれていた。世の中は変わってしまうものなのだ。しかしドン・キホーテが、変わった世の中で見つけた幸福というものは…やっぱり少年ジャンプとかにそのまま載ってそうです。

つまりやめとけってこと。

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